小糸魚川

TK3

2008年03月18日 09:46


全体的に平坦なイメージだが水の流れは案外速い
川を通して魚が全く遡上できない決定的な段差はないが
現在ここの中流部で砂防ダム+遊砂地の設置工事が行われている

上の画像は砂防ダムの端の造りかけの状態
これからどんどん伸ばしていって
川だけでなく流域いっぱいに造るために
恐らく幅は100m以上になるのではないかと思う

工事名は「樽前山火山砂防工事」
砂防ダムの本体はどのようなものになるのか定かではないが
地元の方に聞くと一応スリット式で魚の往来が可能なものになるはず
ということだった
完成すれば川の規模に比べてかなり大きなものとなる

砂防ダム設置の理由は
開発局の樽前山火山砂防事業のHP(http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kasen/tarumae-sabo.htm
に書かれているが具体的な効果の詳細については書かれていない

樽前山の大噴火に備えてのものだが
実際に1600年代、1700年代に起きたような大噴火があった場合
無防備だと苫小牧市を始め周辺の街は大打撃を受けてしまう
どの程度被害を抑えることができるのかわからないが
それを考えたら一概に「いらない」とは言えない

きれいな渓流にどでかい工作物は似合わないが
本当に効果があるものなら仕方ないのだろう

開発局HPの最後の方に

「自然との調和を目指して!」

と書かれている
他の川ではうわべだけのきれいごとに感じることが多いが
ここに関しては誰が見てもその言葉通りだなと納得できる工事であることを願っている




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