2010年03月26日
尻岸馬内川
もう30年以上前のものと思われる砂防ダム
魚道はない
こういうものが一つできるだけで
その川の環境は一変してしまう
特に魚類にははっきりとした影響がある
下流にいる魚は上流へは行けなくなり
上流から落ちてきた魚ももう二度と上流へは
行けなくなってしまう
もちろん他の生物への影響も大きいはず
また川によっては砂防ダム下流の河床低下や
海岸侵食、海への栄養分補給機能の低下などの
問題も出てくる
半世紀近く前からこの類のものが
一般の国民にはほとんど知らされることなく
ほぼ行政側の判断だけで全国に乱設されてきた
そして現在も増え続けている
砂防ダムは悪を伴う税金の無駄使い
貯水ダムも含め見直されるべき公共事業の代表格と思う
ひとつ造るのに数千万円から数億円かかる砂防ダム
堰堤等も含めると日本全国で百万基以上あるのではと思われる
そのうちどうしても必要なものは
ほんの一握りだろう
そのような予算はただちに見直し既存の砂防ダムの改修撤去や
他の有益な公共事業にまわすべきだと考えている