2010年04月21日
金本の沢
厚真川支流金本の沢
この上流にも同じようなものが
いくつか連続して構築されている
完全三面護岸に落ち込みはコンクリート叩き付け
全く魚類などへの配慮は見られない
水量もそれなりにあり魚の生息は十分可能
本来なら種川にもなり得るはずだが・・・
2010年04月14日
オロエン川
この川がヤマメ釣り師で賑わったのも
大昔の話
下流部に砂防ダムが造られてからは
ヤマメは姿を消した
その上流にも魚道のない砂防ダムが複数ある
せっかく母なる川が
旭川まで開通したというのに
支流がこれでは・・・
2010年03月26日
尻岸馬内川
もう30年以上前のものと思われる砂防ダム
魚道はない
こういうものが一つできるだけで
その川の環境は一変してしまう
特に魚類にははっきりとした影響がある
下流にいる魚は上流へは行けなくなり
上流から落ちてきた魚ももう二度と上流へは
行けなくなってしまう
もちろん他の生物への影響も大きいはず
また川によっては砂防ダム下流の河床低下や
海岸侵食、海への栄養分補給機能の低下などの
問題も出てくる
半世紀近く前からこの類のものが
一般の国民にはほとんど知らされることなく
ほぼ行政側の判断だけで全国に乱設されてきた
そして現在も増え続けている
砂防ダムは悪を伴う税金の無駄使い
貯水ダムも含め見直されるべき公共事業の代表格と思う
ひとつ造るのに数千万円から数億円かかる砂防ダム
堰堤等も含めると日本全国で百万基以上あるのではと思われる
そのうちどうしても必要なものは
ほんの一握りだろう
そのような予算はただちに見直し既存の砂防ダムの改修撤去や
他の有益な公共事業にまわすべきだと考えている
2010年03月17日
キリカツ川
河口からほんの数百mでこの二段式砂防ダムがある
綺麗な渓谷に突如現れるこのコンクリートは
魚達にとってはまさに死の壁
もちろん魚道などない
この砂防ダムの少し上流には
またこのような砂防ダムがあり
更に数百mで
要塞のような不気味な壁
狭いエリアに追いやられた魚達の不自由さは
計り知れない
2010年03月07日
マヤチ川
この砂防堰堤下とその上流数百mを歩いてみたが
魚は全く確認できなかった
もちろん魚道は無い
途中コンクリートの残骸があちこちに見られ
川中の流木には色々なゴミが引っ掛かっている
そして段差のある土管
この奥は暗くて向こう側は全く見えない
この流域だけ見てもここの河川工事において
生物の保護というテーマは全く無かったのだろうと思える
人間の都合でいいようにいじくられ
果てに死の川と化してしまったこの川の悲哀を感じた
2010年02月25日
馬場川
かつてヤマメの宝庫として釣り人を魅了したこの川にも
たくさんの人工工作物が造られすっかり魚が少なくなった
魚道が付いている砂防ダムもあるが
水量が豊富な季節でこの状態
渇水になれば当然魚の往来は難しくなる
打開策としては砂防ダム本体ではなく魚道をメインの流れにするのがいいと思うが
そうなると魚道内や入り口、出口に枝、石、土砂などが溜まり
こまめなメンテナンスが必要となる
それを完璧にできないのであれば
やはり砂防ダムには悪の要素が多すぎる
私的にはいらないものの代表格
2010年02月16日
尻別川某支流
用水路のように見えるが
近くで見ると十分魚の種川にはなりそうな
水量がある
田畑や道路を守る為だとしても
段差を何とかするなど
少しくらいそこに棲む魚への配慮があっても
いいのではないかと思う
2010年01月30日
小糸魚川2
小糸魚川の「樽前山火山砂防工事」がほぼ完成したようだ
さらさらと流れる小河川にこんな大きなものは似合わないし
この工事に伴いかなりの面積の木が伐採された
私は「自然は可能な限り自然のままで」が良いと常々考えているが
それからは程遠いものと思う
先々もしかすると起きるかもしれない大噴火に備え
これだけの規模のものを造る必要性についてはやはり疑問を感じている
他所で囁かれるもしかすると起きるかもしれない大洪水と同レベルかなと・・・
以前の記事の時もいろいろと考えたが
防災の為とはいえ今後もこのようなものをあちこちに造り続けるのには
どうしても賛成できない
2010年01月13日
美笛川支流
このような工作物が本流合流点から数百mで構築されている
実際この下流には魚がいたが上流部では魚は全く確認できなかった
このようなモノが今後造られることなく
現在あるものは早い時期に改修、撤去されることを願っている
2009年12月25日
銭函川2
上流部には自然河川の部分がたくさん残されてはいるが
途中この川には大き過ぎと感じる砂防ダムがある
もちろん魚道はない
放流された魚が細々と生息してはいるが
不自由な環境なのは間違いない
治水の為に必要なものだとしても
その構造には改善の余地大アリだ・・・
2009年12月18日
新川支流宮の沢川
札幌市の住宅街を流れる川で急勾配だけに仕方のない面もあるが
それにしても全てをコンクリートで固めて排水路同然
魚は到底棲むことができないだろう
この川の昔の姿を見てみたい
水量的に大昔には魚なり何らかの生物は生息していたのではと思う
2009年12月12日
2009年12月02日
武利川
本流では大きい貯水ダム上流にこういう堰堤が複数見られる
この程度の落差ならクリアできる魚はいると思うができない魚も多いはず
そういうエリアにも魚が全くいないわけではないが数が少ないのは
多少なりとも堰堤や砂防ダムの多さが影響しているのだろう
魚の往来が自由にできるように改修または撤去を考えてもらいたいものだ
2009年11月20日
2009年11月11日
毘砂別川
日本海に注ぐ小さな川だが
ここにも海からそれほど離れていない場所に
魚道のない砂防ダムがある
これによって完全に川は分断されている
下流にはかろうじてヤマメが棲んでいるが
自然繁殖を繰り返すには不自由すぎる環境
このような川が北海道だけでも何本あるだろうか・・・
2009年11月01日
美笛川
下流から釣り上がっていくと
それまでは魚がたくさん確認できたのに
この砂防堰堤を境に全く魚の姿が見られなくなった
そして更にどんどん上流へ向かうと
大きな砂防ダムが・・・
まだまだ川は流程が長いのに実に残念な状態・・・
2009年10月26日
夕張川支流 五
この支流には貯水ダムがあり時期によって水が抜かれる
上の画像はダムに水がない時のインレット付近
川底に溜まった泥が乾燥してヒビ割れしている様子は
いつ見ても薄気味が悪い
そこから上流へ向かうと間もなく砂防ダムが現れる
魚道はない
しかし放流されたニジマスが繁殖していて
その姿はあちこちで見られる
そこから更に上流へ向かうと大きな流木止めがある
砂防ダムとこの流木止めの間にも放流ニジマスはいるが
流木止め上流は結構流程があるにもかかわらずほとんど魚がいない
釣りという観点からは楽しめなくはないが
ダムによっていくつかの区間に分断されてしまった河川環境は
実に痛々しく感じる
人工工作物が一切なかった頃はどんな川だったのだろう・・・
こういう川を見るといつもそう考えてしまう
2009年10月16日
ヌッチ川
ヌッチ川にある余市ダム
バス騒動などで一時話題になったダムだが
当然川を上流部と下流部に分断してしまっている
水道水としては使用せず農業用水の為のダムだが
これほどの規模のダムがここに必要だったかどうか
私は多少疑問に思っている
自然や生態系を破壊してまで大金を投入して造らなければならなかったのだろうか・・・
自然環境保全と農業とを両立させるもっと安上がりな方法はなかったのか・・・
そんな風に思えるダムは日本全国に無数にある
2009年10月02日
ペンケ目国内川
尻別川では比較的大きい支流だがたくさんの堰堤や砂防ダムなどで
分断されてしまっている
上の画像は増水中の様子だが魚の遡上は難しそう・・・
平水になったら尚更の事
この画像を撮影した日にはこの周辺では魚の姿を見ることはできなかった
2009年09月27日
紋別川
長万部の紋別川
ここも上の画像のような複数の魚道無し砂防ダムで
ズタズタにされてしまった川のひとつ
砂防ダムで区分けされた各流域に魚は一応いるが
遡上魚は海から4キロあるかないかの最初の砂防ダムで行き止まり
その上流ではイワナやニジマスが細々と暮らしている
北海道でもこんな川がいかに多いことか
日本全国だとどれくらいの数になるのだろう・・・
破壊はもうやめて再生の方向に向かって欲しいと
切に願っている