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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2009年03月30日

夕張川支流


この堰堤の上流と下流両方で竿を出してみたが
魚の姿は全く見られなかった

そしてその更に下流に
この堰堤がある

この堰堤から下流一帯には魚はたくさんいた

北海道においてもこんな状態の川がやたら目立つようになってしまったが
堰堤の上流にニジマスなどが放流されている川もよく見かける
しかし放流が行われていない場合元々いたイワナ等が頑張っていない限り
この川のように堰堤上流は死の流域となってしまう

近年環境保全等が叫ばれ魚道ができたり不要な堰堤や砂防ダムが
撤去される動きも一部にはあるが
その傍らで現在も魚の上れない「死の壁」はあちこちで新設されている
良い効果より悪影響の方が大きいのはわかっているはずなのに・・・
  

Posted by TK3 at 01:49Comments(6)自然環境

2009年03月22日

野田追川支流


勢い良く流れ落ちる砂防ダムの流水
その横に一応らせん状に上る形式の魚道がある

見た目はまるで廃墟のようで
薄気味悪い
どのように流れているのかと思い
一番下の窓から覗いてみると・・・

これはどう考えてもおかしい
隣では大量の水が勢い良く落下しているのに・・・
せっかくお金をかけて造るのなら
レプリカではなく本物をお願いしたい  

Posted by TK3 at 02:28Comments(10)自然環境

2009年03月19日

札幌市河川環境シンポジウム


日曜日には札幌市河川環境シンポジウムに行ってみた
札幌市が管理する河川の範囲内の話だが
パネラーの方々の色々な意見、考え方を聴いて
これもまた大変参考になった

魚だけではなく他の生物の生息環境についての話もあった
当然食物連鎖で全ての生物が関連してくるわけだが
どれひとつ欠けてもその生態系は成り立たなくなる

川岸や川底を全てコンクリートで固めてしまっては
ほとんどの生物は生息できなくなる
都市部の河川を整備する時にも
川岸の植物や川底の状態には十分な配慮をして欲しいと思う

行政側の方もパネラーとして参加していたし
その意見、考え方を聴けたのも有意義だった
こういう催しは定期的に積極的にやってもらいたい
  

Posted by TK3 at 22:51Comments(2)

2009年03月18日

川は流れる~ダムでなくてもいいんでないかい?


先週土曜日は札幌弁護士会主催の
「川は流れる~ダムでなくてもいいんでないかい?」
を聴きに行った
川辺川ダム、八ッ場ダム、サンルダムに関しての講演

球磨川にはいくつかのダムがあるが
ダムができてからの方が洪水の被害がひどくなったという話が
特に印象に残った

どこのダムにも共通しているが
やはり行政の思惑が複雑に絡んでいる
そして地元の方がダムなんかいらないと言っても
建前の建設目的だけを強調し何とかして造ろうとする・・・
当然本音など表に出せるわけがない
そしてダムが設置された場合のマイナス面にはできるだけ触れようとしない
何の為のアセスなのか・・・
カネの為に動く嫌な体質・・・
まともな考えの政治家は力で抑え込まれてしまうのだろう

もちろんダムだけの問題ではないが
高度成長期以来のこの体質は国民が変えていくしかないと思う
頭ではわかっていても「自分がやらなくても誰かがやるだろう」的な人は多いはず
そういう人がほんの少し行動してくれるだけで情勢はかなり違ってくる

私も微力極まりないが
できる範囲内で頑張ろうと思う


  

Posted by TK3 at 08:06Comments(4)自然環境

2009年03月11日

左股川2


左股川の福井堰堤
以前もちらっと書いたが向かって右側に一応魚道がある
しかしいくらかけて造ったのかわからないが実にお粗末なもので
ただの飾りといっても過言にはならない
あまりにも細く水の流れもチョロチョロ

魚道の入り口を上から見た写真だが
落ち葉の状態を見ても流れがほとんどないのがわかる
上流の出入口も詰まり気味になっていた

川の水が多い少ないに影響されず
年間通していつでも魚が上り下りできて初めて魚道と呼べる
この琴似発寒川水系は今魚が自由に上下できるように徐々に改修中
難関は多いが良い意味で新聞などにも紹介されるような
生きている立派な都市型河川作りを期待したい  

Posted by TK3 at 06:46Comments(12)自然環境

2009年03月03日

第10回北海道淡水魚保護フォーラム


一昨年の第8回は参加したが
昨年は浜中町開催だったので遠すぎて断念
今年は千歳なので参加した

今回のテーマの中で一番関心があったのが
「北海道のサクラマス増殖と生息環境の現状」

「北海道におけるダム・堰の建設数とサクラマス沿岸漁獲量の関係」

共にとても参考になる内容だった
詳細を書くと長すぎるのでやめておくが
要するに間違いなくダムや堰堤はサクラマス(ヤマメ)の数を減らしているということ

それは当然の事なのだが
行政側は今後も今迄と同じように砂防ダムや堰堤などを設置していく予定だという・・・

今回のフォーラムにも道央圏だけではなく遠方の方が参加されていた
一番印象に残ったのが質疑応答の時間での「下川自然を考える会」事務局の方の話
もちろんサンルダムの話なのだが彼の声は悲痛の叫びに聞こえた

前半の講演の中で北海道でもNO1のヤマメの生息密度の高い川がサンル川という話があり
まさにその一番守らなければならない川に行政側は半ば強引にダムを建設しようとしているわけだ

そのサンルダムに関して先月26日に道新に記事が載った
内容は以下の通り

-----------------------------------------

魚道の設置を提案 サンルダムで専門家会議
 
【旭川】上川管内下川町の天塩川水系サンルダム計画に伴い開発局が設置した天塩川魚類生息環境保全専門家会議(座長・辻井達一北海道環境財団理事長)は二十五日、旭川市内で第九回会議を開き、同ダムに大規模魚道を建設することなど生態系保全のための提言案をまとめた。

 同会議は二〇〇七年十一月に発足。検討課題を整理し、提言の形にした「中間とりまとめ案」を示した。

 サンルダム建設に伴うサクラマスの保全については、「影響を最小限にする」ことを目的に、ダム湖を迂回(うかい)する落差約二十九メートル、全長約九キロの大規模魚道を提案。ダム完成後も水をためる前に魚道の効果を検証するなどの工程表を提示した。また、天塩川本支流の総延長の三分の一は砂防ダムなどの工作物によって魚類の移動が阻まれているとの調査データを示し、改善を求めた。

 サンルダムは国の新年度予算案に本体工事費が計上されたが、現時点では下流域の北るもい漁協(本所・留萌管内羽幌町)の同意が得られておらず、本体着工の見通しは立っていない。

 旭川開建は、同会議の提案をもとに昨年九月、ダム予定地に落差一・八メートルの実験魚道を設け、サクラマス遡上(そじょう)数などを調査した。

-----------------------------------------

全長約九キロの大規模魚道などお話にならない
しかも落差約29mの魚道を造るのに落差1.8mの魚道で実験して何がわかるのだろう

貴重な自然を永遠に破壊してしまうのに・・・
お金に換算してもダム建設により失われるものは莫大な金額になるはずだ
ダム建設工事はかなり進んでいるがそれを全て無駄にしてでも中止するのが賢明

サンルダム建設計画は白紙撤回にして
どうしても何らかの対策をと言うならば代替策にて再検討すべきと考える

失ってはならないものの為に「下川自然を考える会」の方に負けないくらいのトーンでそう叫びたい
  

Posted by TK3 at 21:31Comments(8)自然環境

2009年02月28日

鵡川支流


鵡川にはたくさんの支流があり
昔はヤマメがたくさんいたようだが
私にはそういうイメージはない
それはもう半世紀近く前の昔話となってしまったようだ

他の大河の支流と同じように
砂防ダムや堰堤が目立つ
そしてそのほとんどに魚道は見当たらない

本流下流部にある堰堤が魚の遡上を妨げているのではという話も聞いたが
私はまだ見た事がない
今年は確認しに行きたいと思う

長年遡上魚を拒んできた十勝川千代田堰堤も
魚が上れるようになった
半世紀の間壊し続けてきた河川環境を
そろそろ徐々にでも元の自然に近い状態へと戻していかなければ
取り返しのつかないことになってしまいそうな気がする

  

Posted by TK3 at 13:27Comments(2)自然環境

2009年02月24日

大別苅川


この川にはたくさんの魚道のない砂防堰堤が連続している
昔から何度か釣りに入ってみたがほとんど魚は確認できないまま

そしてこの川の河口近くの橋の下は全面コンクリート底となっていて
見るからに魚は遡上しづらそうだ
砂防堰堤のない自然河川の部分だけを見ると
適度に変化があっていかにも魚がいそうな気がするのだが・・・

近年更に工事をしているのを見かけたので
現在はまた砂防堰堤が増えているかもしれない

ここの魚も砂防堰堤によってほぼ絶滅してしまったのだろうか・・・  

Posted by TK3 at 08:52Comments(8)自然環境

2009年02月16日

野束川2


連続堰堤流域をくぐり抜けると
この砂防堰堤がある
魚道はもちろん無い
この砂防堰堤の上流は川底に泥が溜まり
ズブズブの状態
ここから少し上流へ行くと
この大きな砂防ダム

私の目には死の壁と呼ぶにふさわしい
異様な景観に映る
魚は上れもしないし上から落ちてきても
コンクリートに叩き付けられる構造だ
ここの河川工事は棲んでいる魚の事など一切無視の
典型と思う
  

Posted by TK3 at 07:48Comments(8)自然環境

2009年02月09日

真駒内川(3)


真駒内川(2)の記事で書いた砂防堰堤の少し上にこの砂防ダムがある
魚道はなく魚は完全に遡上できない

この砂防ダムを上流側から見た写真

他の川でも見られる
いかにも「砂防ダムのすぐ上」的な風景となっている

そしてそのまま上流へ向かうと
こんな古い堰堤もある

ここもまず魚は上れない

この川は豊平川水系でもサクラマスや鮭の種川となりうる少ない支流の一つ
産卵床が少ない準三面護岸流域には遡上できるが
それより上流の産卵に適したほぼ自然河川の流域へは
一切遡上できなくなっているとは
全くおかしな話だ  

Posted by TK3 at 18:22Comments(6)自然環境

2009年02月03日

真駒内川支流中の沢川


ここは小さい支流だが種川にはなりそう・・・
しかし本流合流点から100mほどで魚が上れない小さな堰堤が密かに存在している
これが全ての魚の遡上を妨げてまでどうしても必要なものとは思えない
いつ造ったものなのか周りに既に道はなく人の目にはほとんど触れる事もない
こういうものが他の川にも多数あるのだろうと容易に想像できる
魚が上れない悪+税金の無駄
それ以外は思い浮かばない  

Posted by TK3 at 08:47Comments(6)

2009年01月28日

コノエオサレベツ川


大きな石が折り重なる豪快な渓相が素晴らしく何度も訪れたこの川に
近い将来の工事を意味するものがたくさん川原に立てられていた

床固工のようだがかなりの距離に渡って造られる様子
私には全くその理由がわからない
必要性を全く感じない

見事な渓相美がまた一つ無意味に破壊され
コンクリートで固められてしまうのかと思うと残念でならない
河川工事は一般人の目に付きづらく文句も出にくいのかもしれないが
景気が良くない中での増税論議
本音なのか選挙を見据えてのものなのかは不明だが
増税よりまず税金の使い方を根本的に見直し
ムダをはぶくべきだとする政治家には一応賛意を表したい
川以外でもここまでしなくてもいいだろうと思われる工事はよく見かける
景気や企業のことを懸念するならばもっと有意義な方向性を
いくらでも見出せるはずと思う

  

Posted by TK3 at 07:47Comments(6)自然環境

2009年01月21日

箸別川支流湯の沢


この川はとても小さい川だが昔からよく釣りに入っていた
下流から釣り上がり数百m上流の低いのに魚が上れそうもない堰堤までの行程が常だったが
試しに上流から釣り下ってみた
川の様子は上の画像の通り

すると間もなく目の前にデカいコンクリートの壁が現れた

一瞬それが何なのかわからなかったが
紛れもなく砂防ダムだ
古そうだが砂はほとんど溜まっていない
それを高巻きして下流から見るとこんな感じだ

何故こんな小さな川にこんな巨大な壁が必要なのか・・・

更に下るとさっきと同じものがもう一つあった

これだけのモノを造るには当然作業道が必要だが
それも今では多分半分以上埋もれてしまっているのだろう
ゆえに全く必要性がないと思われるこのシロモノは
一般の人の目にとまることはまずない
適当な設置理由を付けた無駄な砂防ダム工事としか
どうしても思えない
因みにこの砂防ダムから上流はほぼ魚の姿は見られなかった
また下流には前述の堰堤があるので魚も上って来ない
下流の僅かな流域は本流と繋がっているし魚も普通にいるが
それより上流部は死の川にされていた
こんな工事をやる行政はとても信用できたものではない
一刻も早く元の通りに川を戻すべきと考える
  

Posted by TK3 at 20:41Comments(8)自然環境

2009年01月13日

箸別川支流小川


本流との合流点から2キロもしないうちに
この魚道なし砂防ダムがあり
遡上魚はここまで
その上流にも

こんな砂防堰堤や

こんな流木止めがあり
いずれも魚は遡上できない
最初の砂防ダムから上流は
僅かながらイワナやカジカが棲むのみ・・・
本流と遜色のない流程を誇る川だけにもったいない
しかしその本流にも遡上を妨げる砂防ダムがあるが・・・

遡上魚の繁殖が妨げられれば
海の水産資源もどんどん減っていく
こういう魚の遡上を妨害する工作物を造るまでの過程で
川以外への影響という観点からは全く検討されていないような気がしてならない
自然界は自然のままでこそその循環が成り立つわけで
その一部を壊してしまってはいずれ全体的にダメになってしまう
今世界中で盛んに行われているCO2対策問題はいい例だが
空気だけじゃなく水も同様だ
決定的なダメージを受けてからでは遅すぎる  

Posted by TK3 at 06:40Comments(6)自然環境

2009年01月08日

当別川青山ダム


当別川では現在この青山ダム下流に
巨大な当別ダムを建設している
画像は夏場のダムの水を抜いた青山ダムの風景だが
わざわざ巨費をかけて当別ダムを造らなくても
この青山ダムを活用できなかったものか・・・
いろいろと諸事情はあるとは思うのだが・・・  

Posted by TK3 at 22:05Comments(4)自然環境

2008年12月30日

ラウネナイ川


上流から釣り下ってみたが全く魚の姿がなかった
しばらく行くとこの流木止めがあった
もう25年以上前のもの

これより下流では何の魚かわからなかったが
たくさんの稚魚を確認できた

美しい小渓流だが
たったひとつの工作物で上流部が死んでしまったいい例に思う

これより上流も奥が深いのに・・・  

Posted by TK3 at 17:13Comments(2)自然環境

2008年12月23日

群別川支流


群別川は支流が少ない川だが
ヤマメ領域にあるこの支流は合流点からわずか上流に
3つ連続の堰堤がある
もちろん魚道はない

この川に初めて来たのはもう30年ほど前
私が初めて渓流釣りをした思い出の場所でもある
そしてその後も何度か訪れている

この堰堤群ができたのが20年ちょっと前だから
当時は全くの自然河川だった
少し川を歩いてみたが記憶とはまるで違う川となってしまっていた

ヤマメの種川ともなるべき川も
こんな状態にしてしまってはもうお終いだ

  

Posted by TK3 at 17:30Comments(4)自然環境

2008年12月16日

余市川水系白井川+白井川支流


余市川本流にも砂防ダムがありそこから上へ遡上できない状態となっているが
この白井川にも数十年の昔から大きな魚道なし砂防ダムがある

今回は上からの画像だが高さは結構ある

この砂防ダムの上流はイワナとオショロコマがいるが
数は少ない
砂防ダムの少し上流で川は三つに分かれるが
合流点から僅かな距離でまたしても

こんなのや

こんなのに

流れを遮られている

しかも下の画像の砂防ダムの横は崩れかけていて危ない

そして試しに砂防ダム上流数百mを釣ってみたが
全く魚の気配がなかった

昔の本を読めばこの流域には魚がたくさんいたようだ
こんな状態にしてしまっては
この流域の魚の絶滅は時間の問題に思える

  

Posted by TK3 at 03:14Comments(2)自然環境

2008年12月09日

尻別川支流名無川


下流からこのような堰堤が連続してあり
それが結構上流まで続いている

全く不可能というわけではないが
魚が遡上するには相当厳しい壁となっている

全てクリアして上流部へ辿り着く魚など皆無だろう
名流尻別川の支流にもこういう川が複数存在するのは
残念に思う
  

Posted by TK3 at 23:02Comments(6)自然環境

2008年12月02日

千代志別川2


以前から3つほどあった下流部の魚道無しの砂防が
全てこのような形になって魚が上れるようになり
ヤマメを放流しているような看板もあって
いい傾向だと思っていたが
その上流へ行ってみると

新たな砂防が・・・3つできていた

造られたのは4~5年前
ほんの数百m上流まで行ったらまた行き止まりでは
話にならない
あのヤマメ放流の看板もカモフラージュに思えてくる

新たな砂防も順次改修するならまだわかるが
それにしても二度手間過ぎる
全く意味不明な工事と思う  

Posted by TK3 at 22:53Comments(8)自然環境