2008年03月27日
シューパロ川支流

シューパロ川の上流には小さい支流がいくつか入っているが
ほとんどの川に砂防ダムがある
この川は合流点から200m前後上流にこの砂防ダムがある
砂防ダム下流にはニジマスがいたが
上流では全く魚の気配はなかった
本来ならば魚は何キロも川を上って行けるはずが
ほんの数百mで遮断されてしまっては産卵床も確保できず
魚は減る一方だ
昔はこんな場所にも小魚を餌とする鳥たちが
飛び交っていたのだろうか
2008年03月22日
尻別川支流

尻別川本流との合流点から撮った支流の写真
すぐ向こうに魚の遡上は難しいと思われる堰堤が設置されている
魚が本流から支流に入ってもごく僅かな区間しか上ることができない
このような支流は尻別川に限らず至るところで見かける
種川として期待できる流域が堰堤によって遮られてしまっている
これによってどれだけ魚の繁殖を妨げているか計り知れない
せめてちゃんと機能する魚道くらいはつけるべきだろう
そもそも必要性が高いとはとても思えないが・・・
無駄使いのいい例だろう
2008年03月18日
小糸魚川

全体的に平坦なイメージだが水の流れは案外速い
川を通して魚が全く遡上できない決定的な段差はないが
現在ここの中流部で砂防ダム+遊砂地の設置工事が行われている

上の画像は砂防ダムの端の造りかけの状態
これからどんどん伸ばしていって
川だけでなく流域いっぱいに造るために
恐らく幅は100m以上になるのではないかと思う

工事名は「樽前山火山砂防工事」
砂防ダムの本体はどのようなものになるのか定かではないが
地元の方に聞くと一応スリット式で魚の往来が可能なものになるはず
ということだった
完成すれば川の規模に比べてかなり大きなものとなる
砂防ダム設置の理由は
開発局の樽前山火山砂防事業のHP(http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kasen/tarumae-sabo.htm)
に書かれているが具体的な効果の詳細については書かれていない
樽前山の大噴火に備えてのものだが
実際に1600年代、1700年代に起きたような大噴火があった場合
無防備だと苫小牧市を始め周辺の街は大打撃を受けてしまう
どの程度被害を抑えることができるのかわからないが
それを考えたら一概に「いらない」とは言えない
きれいな渓流にどでかい工作物は似合わないが
本当に効果があるものなら仕方ないのだろう
開発局HPの最後の方に
「自然との調和を目指して!」
と書かれている
他の川ではうわべだけのきれいごとに感じることが多いが
ここに関しては誰が見てもその言葉通りだなと納得できる工事であることを願っている
2008年03月14日
モモカリ川

日高幌別川の支流だが
魚の種川としての水量はじゅうぶんあるのに
魚道のない砂防ダムがあり魚の遡上は全く不可能だ
禁漁区を設けている川なのによくわからない

遡上できなくしたらどのくらい魚が減るかを調査しているのだろうか・・・
2008年03月11日
元浦川

昨年久しぶりに元浦川上流へ向かおうとして林道を走っていたら
大規模な工事現場に出くわしそれ以上上流へは行けなかった
何をしているのかと思ったらここに砂防ダムを造っているらしい・・・
どう考えても必要性は高くないと思う
ここは本流上流部にも
更に支流にも既にダムが設置されている
下の画像は下流の砂防ダム

子供の頃からの憧れの名流も
ズタズタになってしまった・・・
2008年03月08日
厚真川

厚真ダムのダム湖の様子
こういう風景を見るとどうしても「無残」という印象を受ける
いつも満々と水が貯えられている方が見た目はまだマシだ
このダムのすぐ下流に更に大きなダムを建設している

また冒頭の画像のような風景が一つ増える
行政は公共事業としてダム建設はやらなければならない一つの義務のように
考えているように思えてならない
公共事業は当然必要だがダム建設はもう打ち止めにするべきだろう
2008年03月01日
小川

折川支流小川
いつもこの川の下流に架かる橋の上から眺めているだけだったが
昨年橋の上流を見に行った
すると上の画像のような三面護岸に加え

ところどころにこのような堰堤が連続して造られている
水量的にも十分種川になり得る川だがこの状況では・・・
事実一番下の堰堤の下では魚の姿は確認できたが
その上流では全く見られなかった

この川の本流にしても堰堤や砂防ダムが多く
魚道のついている下流部にしか遡上魚がいない
北海道もそんな川だらけになってきてしまった