2008年11月28日
古平川支流
小さな支流を歩いていると突如現れる二段式魚道無し砂防ダム
暑い季節でもこれを見ただけで寒気がする
この上流にも下流にも魚道無し砂防ダムがある
放流に頼らなくても魚が自然繁殖できる川を・・・が
私の願いの一つ
種川となるべき支流がこんな状態のままでは
全く無理な話である
2008年11月18日
シブノツナイ川
低い堰堤だが斜面がスリットになっていて
そこに水が流れ落ちて取水するような形状になっている
こういう取水法もあるんだなとは思うが
これでは魚の事は考えていないに等しい
増水すれば上れなくはないと思うが
減水期であっても魚が往来できるかどうかが肝心と思う
実際この堰堤の前後に魚の気配はなかった
そもそもこの川に魚がいるのかどうかわからないが
この他にも堰堤らしきものがあるようだ
しかしこの程度のものならちょっとした改修、工夫で
川の環境は大きく変わるはずだ
2008年11月11日
シンポ川
僅か数㌔の流程の小河川で
河口から200mもいかないうちに
このようなコンクリート叩きつけの二段堰堤が連続している
河口から最初の堰堤までは小さいヤマメが頑張っていたが
もちろんそれより上流にその姿は全く無い
残念なことだ
こういう川だらけではサクラマスも減るし
栄養分の少ない痩せた海になるのも当然のことだろう
2008年11月05日
古平川2
古くからあるこの砂防ダムは
長い間魚の遡上を拒んできた
この砂防ダム上流も奥が深いが
幸いこの川にはたくさんの支流があり
遡上魚の産卵床は確保できているように思う
しかし本流中下流部にある低い堰堤には
立派な魚道があるのにここにはない
単に予算の問題なのだろうか・・・
2008年10月28日
銭函川
魚の存在を確認してはいないが
自然のままなら川としては十分棲息可能に思える
この堰堤はかなり古そうだが取水施設などがあるにしても
これでは魚に絶滅してくれと言っているのと同じ・・・
こういう川も今後徐々にでも改善され
魚が元気に泳いでいる「生きている河川」に蘇らせる方向へ
向かって欲しいと思う
2008年10月23日
落部川支流
本流との合流点から間もなく
この堰堤があって魚道は無い
更に本流にもこの川との合流点より下流に
魚道の無い砂防ダムがある
(上流にも魚道の無い砂防ダムあり)
せめて魚の上り下りが容易な魚道があれば・・・
この水系のポテンシャルからして
砂防、堰堤により分断された流域が多いのは
実に残念な事だ
2008年10月17日
朝里川2
下の画像のような渓流を上っていくと
上の砂防ダムが出現する
この砂防ダムの下流には2つの砂防ダムがあり
その更に下流には大きな貯水ダムがある
いずれも魚道なく
それぞれの分断された流域で
魚達は細々と暮らしている
せめて魚道くらいは付けてあげたいものだが・・・
2008年10月12日
登川
小さいこの川にこんな巨大な砂防ダムがある
砂防ダム下流にはところどころ護岸が見られるが
河床低下のせいか数年前護岸が川へ崩れ落ちているのを見た
(現在は修復済)
砂防ダム上流の川の様子
一応魚道は付いていて
砂防ダム上流にも魚はいるが
私にはスムースに魚達が上下に移動できているとは思えない
建設には数億円以上かかったと思うが
費用対効果の面で大いに疑問が残る
2008年10月06日
シュンベツ川2
シュンベツ川と支流との合流点
林道下が段差となっている
魚にとってはかなり厳しい高さだ
シュンベツ川にはたくさんの支流があるが
そのほとんど全てが合流地点から少し上流で
魚道のない砂防ダムや堰堤により魚の遡上は不可能となっている
つまり魚達の生活圏は本流のみに限られている状態だ
この支流にしてもこの先数㌔の流程がある
魚の産卵床に適した場所もたくさんあることだろう
このところ他の川で垂直落下式の堰堤が
階段状の魚が往来できるものに改修されているのを見かける
それでも機能的に問題がないのなら初めからそうするべきと思う
2008年10月01日
日高幌内川
厚真川水系日高幌内川のスリット式砂防ダム
切れ目が入っているので魚は往来できるはずだが
裏側にまわってみると
流木が詰まっている
そしてそのせいでせっかくのスリット式なのに
段差ができてしまっている
これでは魚は遡上できない
しかも流れが滞留する部分ができて
こんな状態になっていた
こんな小さな川にこんな長い砂防ダム
いったいどれだけの費用がかかっているのだろう
試しにこの砂防ダム上流で竿を出してみたが
魚がいる気配は全くなかった
そしてその少し上流にはまた堰堤が・・・
この小河川をこんな状態で放置してしまっては
魚類など満足に棲息できるわけがない
まあ元々魚のことなど考えてはいないと思うが
自然破壊+税金の無駄
こんなことをいつまでもやっていては
将来どういうことになるのかくらいは
わかると思うのだが・・・
2008年09月25日
ショロマ川
この形状のものは時々見かけるが中央部にコンクリートではなく
金属を使うのには何か理由があるのだろうか
上流部には土砂と流木がぎっしりと詰まり
おそらく魚が上流から下流へ行くのも
よほどの増水時じゃないと不可能に近い
そしてプレートを見ると
「林地荒廃防止施設」「災害復旧事業」とある
これの存在自体が荒廃の原因であり
魚にとっても永遠の災害に思えるが・・・
2008年09月19日
ポンベツ川2
昨年砂防堰堤だらけの白老川水系ポンベツ川にまた新しいものが設置された
あまり上流部のものは見たことがないがこの川には10以上の砂防堰堤がある
実際に見た範囲内のものには魚道はなく魚類の遡上は不可能となっている
今まで知らなかったが水産資源保護法に次のような項目がある
(さく河魚類の通路の保護)
第二十二条 さく河魚類の通路となつている水面に設置した工作物の所有者又は占有者は、さく河魚類のさく上を妨げないように、その工作物を管理しなければならない。
第二十三条 農林水産大臣は、さく河魚類の通路を害する虞(おそれ)があると認めるときは、水面の一定区域内における工作物の設置を制限し、又は禁止することができる。
第二十四条 農林水産大臣は、工作物がさく河魚類の通路を害すると認めるときは、その所有者又は占有者に対し、除害工事を命ずることができる。
農林水産大臣にその気がないということか?・・・
日本中そんな川だらけだし
この川においても30年以上放置されていて
新しいものまで造られている
当然白老川にも鮭やサクラマスは上る
2008年09月15日
倶登山川
尻別川水系倶登山川
下流域には絶滅危惧種のイトウが生息している
そんな貴重な川なのに
上流へいけばこんな小さな流れに
こんな大きい砂防ダムが・・・
一応魚道はあるが機能しているとは思えない
実際砂防ダムの下流にはイワナなどの魚はいるが
上流では姿を見ることができなかった
2008年09月11日
ガロー川
大船川支流ガロー川
本流との合流点からすぐ上にこの魚道無し砂防ダムがあり
魚は上れない
この砂防ダムの上流にある程度魚はいるが
このように砂防ダムの下がコンクリートになっていると
上流から魚が落ちてきた場合、死亡率が高いらしい
何の配慮もなく造られた無駄な河川工作物と私は思う
2008年09月04日
オニカルシュナイ沢
静内川水系オニカルシュナイ沢
シュンベツ川との合流点からすぐ上にこの砂防ダムがある
かなり古いもののようだ
試しに砂防ダム上流をしばらく竿を出しながら遡行してみたが
魚は1尾も姿を見せなかった
おそらく砂防ダム上流は死の川となって久しいのでは
ないだろうか・・・
2008年08月30日
シュンベツ川
静内川水系シュンベツ川
中流域で取水されて
上流の方では
これだけある水量が
取水場所のすぐ下流ではこのようにほんの僅かしか水がない
ずっと下流では支流の水を集めて
このような状態になってはいるが・・・
人間の生活の為に仕方がないとはいえ
複雑な心境になってしまう
北海道内でもこのような川が
他にいくつか思い当たるが
季節によっては水が全くなくなってしまう川もあるようだ
この川の100年前の流れを見てみたい
さぞかし素晴らしい流れだったことだろう
2008年08月25日
オクルンベツ沢川
静内川水系オクルンベツ沢川
下流部にいきなりこの砂防ダムがあり
魚は全く遡上できない
砂防ダム下流にはイワナ、ニジマスの姿が見られたが
ほんの僅かな区間だった
砂防ダムの上流は荒廃した印象で
魚の姿は見られなかった
奥はまだまだ深そうな川なのに
残念な現状だ
2008年08月17日
2008年08月13日
厚沢部川支流
最近ではこういう小さい沢でもことこどく砂防ダムが造られている
小さな流れでも魚はもちろん他の生物たちにも大切な住処なのに・・・
私の意見としては砂防ダムはいらないということになるのだが
どうしても必要なものならばもっと自然と融和した工法を採用するべきと思う
2008年08月06日
鶉川
近年厚沢部川水系の一支流であるこの川に大きなダムができた
上の画像はその堤体
北海道ではまだまだあちこちで大きなダムの建設が進んでいる
この財政難の時に自然を破壊した上に数百億円以上の巨額を投じてまで必要なものなのか
疑念は収まることがない